40代を過ぎた頃から、鏡を見るたびに自分の顔が以前よりも険しく、どこか疲れたように見えていることに気づきました。特にパソコン作業に集中しているときや、会議中に考え事をしているときの眉間のシワが深刻で、家族からはいつも怒っているみたいで怖いと言われる始末でした。自分では全く自覚がないのに、周囲に威圧感や不快感を与えてしまっていることが大きな悩みとなり、思い切って美容クリニックの門を叩きました。男性が美容医療を受けることに最初は強い抵抗がありましたが、カウンセリングルームには他にもスーツ姿の男性が数名おり、現代では珍しいことではないのだと少し安心したのを覚えています。医師からは、私の眉間のシワは表情筋が強すぎるためにできている典型的なもので、ボトックスが最適だと説明を受けました。施術は拍子抜けするほど簡単でした。保冷剤で冷やしてから数カ所にチクチクと注射を打つだけで、痛みも献血のときよりずっと軽いものでした。直後は少し赤みがありましたが、クリニックを出る頃にはほとんど引いており、誰にも気づかれないレベルでした。変化を感じ始めたのは3日後の朝でした。いつものように鏡の前で眉を寄せようとしても、今までのように力が入りすぎず、シワが寄らなくなっていることに驚きました。それでいて、不自然な突っ張り感はなく、ごく自然に笑顔を作ることができます。1週間経つと、眉間の深い溝が目立たなくなり、顔全体が穏やかで余裕のある印象に変わりました。職場の同僚からも、最近なんだか表情が明るくなったね、と言われ、ボトックスの効果を確信しました。何より、自分の不機嫌そうな顔を見て落ち込むことがなくなり、精神的にも前向きになれたことが最大の収穫です。費用も数万円程度で、半年近く効果が続くのであれば、高い美容液を買い続けるよりもずっと効率的だと感じています。もし、同じように険しい顔つきで損をしていると感じている男性がいれば、勇気を出して一歩踏み出してみる価値は十分にあると伝えたいです。外見が変わることで内面の自信も回復し、日々の生活がより充実したものに変わるのを実感できるはずです。
険しい顔を卒業するために私がボトックスを打った理由